髪の毛の色はどのようにして決まるのか?

毛髪の知識

髪の色は、メラニン色素によって決定されます。

メラニンには、黒~茶褐色のユーメラニ ン(真性メラニン)と、赤褐色~黄色のフェオメラニンの2種類があり、色の濃淡はユーメラニンにより決定され、黄色み・赤みはフェオメラニンに左右されます。よって、ユーメラニンが多ければ毛髪の色は黒色に近付き、逆にユーメラニンの量が少ないほど、褐色から、茶色、金色になります。一方、フェオメラニン が多ければ暖色に近付くことになります。白髪はメラニンが何らかの理由で生成されなくなった場合に生じるもので、原因は遺伝、加齢、生活習慣、ストレスな どです。

髪の色は、基本的には黒髪、金髪、赤毛、栗毛などがあり、遺伝的要素(出身である民族)に左右されます。なお、肌や瞳の色などにもに起因します。ただし、病気とも関連していると言われ、皮膚癌や白皮症の患者は金髪や赤毛を持つことがあります。

黒髪について

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黒 髪は多くの民族にて広く見られる色です。具体的には、東アジア、アフリカ、南アジア、アメリカ先住民、中東、地中海沿岸、太平洋諸島出身のほとんどの民族 で存在します。先述の通り、黒髪はユーメラニンの量が多いため生じ、完全な黒色か極めて濃い色をしている。その中でも個人や民族に依存する髪質の違いがあ り、例えば多くの東アジアの人々は直毛の黒髪を持つ一方で、アフリカの人々は非常に縮れた曲毛の黒髪を持つことが多いです。

栗毛について

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栗毛も黒髪と同様に多くの地域で見られますが、黒髪ほど一般的でもありません。
栗毛はあらゆる種類の瞳や皮膚の色と同時に現れる可能性があります。栗毛は金髪よりも多くのユーメラニンを含んでいますが、黒髪の遺伝子と違い、赤褐色~ 黄色のフェオメラニンも含んでいます。栗毛の人々は中程度の太さの毛髪を持ち、平均して10万本の毛髪を持っています。

金髪について

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金髪(ブロンド)は稀な髪色で、全人口の内で1.5~2パーセント程度であり、その大部分は白人のものです。
金髪の種類は白に近い色から、暗い色のダークブロンドにまで及びます。ストロベリーブロンドという、金髪と赤毛の混じった珍しい髪の色であります。天然の金髪は最も細い毛髪を持ちますが、髪の毛の量自体は多く、平均して14万本程度です。

米州・欧州は大体金髪、というイメージもあったのですが、実は全体の割合にしてみるとかなり少ないことが分かります。金髪は劣性遺伝子であるため発現しにくく、それがこの割合にも影響を及ぼしています。

赤毛について

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赤 毛は全世界的に最も珍しい色の髪であり、スコットランドやアイルランドで比較的多く見られます。米国では人口の2パーセントが赤毛であり、主に白人の間で 見られます。赤毛は遺伝子の突然変異によって引き起こされる劣性遺伝であると考えられています。赤毛は多量のフェオメラニンと、少量のユーメラニンが対照 的に含有されることで生じます。髪の毛の平均本数は9万本程度です。

赤毛の者は皮膚のメラニン色素が少ないため、一般的な白人と比べて皮膚 の色が薄く顔色が青白い傾向にある。体質的に紫外線に対して過敏なため光線過敏になりやすく、顔面のそばかすや体のシミができ易い。これらの要因が元と なって昔からイギリスでは、「赤毛は体質的に虚弱で、遺伝的に劣る人間」といった偏見と差別が根付いていたそうです。イギリスから派生したアメリカ大陸で のお話で、「赤毛とアン」という赤いヘアカラーの女性のお話がありました。案は色々と偏見じみたことを言われていましたが、こういった背景があったのです ね。

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